製品カタログの作り方|掲載項目・仕様表・見やすい構成のポイント

「製品の種類や型番が多く、カタログが見づらくなっている」

「営業先で使いやすい製品カタログを作りたいけれど、何を載せればいいかわからない」

弊社でも、このような悩みをお客様からよく聞きます。BtoBの製品カタログは、商品の魅力を伝えるだけでなく、仕様・用途・型番・比較情報を整理し、営業活動や問い合わせにつなげるための資料です。

この記事では、製品カタログに必要な掲載項目、仕様リストの作り方、業種別の見せ方、制作前の準備まで解説します。

製品カタログとは?BtoBビジネスで求められる役割

まずはBtoB企業にとって製品カタログとはどういうものなのか、その役割を改めて確認しておきましょう。

自社の営業活動を支え、顧客が比較検討しやすくするための資料 

製品カタログは、営業活動や問い合わせ獲得のためのツールです。対面営業、展示会、得意先への追加提案など、製品情報をまとめて伝えたい場面で役立ちます。

実際に購入が決まるまでには、現場・技術・購買の各担当者、決裁者など、さまざまな立場の人が関わります。よって、見た目のわかりやすさだけでなく、検討に必要な情報を正確に整理しておく必要があります。

一般的な商品カタログとの違いは「仕様・型番・用途」の重要度 

(BtoCを含む)一般的な「商品」カタログと「製品」カタログとでは、役割が違う点を心得ておきましょう。

前者の目的は、見せ方によって「購入意欲を高めること」。一方後者は、比較検討・仕様確認・問い合わせ・見積依頼等の各段階で、相手にとって「使いやすいこと」が重要です。

種類重視ポイント
商品カタログ魅力、イメージ、利用シーン
製品カタログ仕様、型番、用途、比較情報

なお、商品カタログの作り方については、「商品カタログの作成方法5ステップ|掲載内容・構成・デザインの基本を解説」でも紹介しています。

営業・技術・購買、すべての担当者に伝わるバランスの良い構成が鍵 

製品カタログを作るときは、「誰が、どの場面で、何を判断するために使うのか」を最初に洗い出しましょう。

読む人によって注目するポイントは異なります。自社の営業担当者は製品の強みや導入メリットを重視しますが、顧客の技術部門では寸法や材質・規格・使用条件を、購買部門では型番・発注単位・納期・問い合わせ先などをよく見ます。

「製品の魅力を強調しすぎるあまり、技術的要素がわかりにくくなった」などの事態にならないようにしましょう。全体のバランスを考慮した構成が大切です。

製品カタログに掲載すべき5つの 基本項目

では、具体的にはどのような内容を掲載すればよいのでしょうか。製品カタログに求められる情報は、主に以下の5つです。

①発注ミスや混同を防ぐ「製品名・型番・品番・シリーズ名」 

製品名、型番、品番、シリーズ名は、製品カタログの基本中の基本です。

特に型番や品番は、問い合わせや見積依頼、発注のしやすさに直結します。誤記はもちろん、表記ゆれにも要注意。読み手が別の製品と混同する原因になります。

②視覚的に全体像を伝える「製品写真・使用イメージ・図面」 

製品写真は、読者が外観やサイズ感を把握するために必要です。ただし、BtoB製品では、写真だけでは判断できないことも多くあります。

工業部品や機械部品なら、外観写真に加えて図面や寸法図があると、技術担当者が確認しやすくなります。建材や設備関連の製品は、施工後の写真や使用イメージを入れると、導入後の状態を想像しやすいです。

③選定の基準となる「サイズ・材質・重量・規格などの仕様」 

サイズ、寸法、材質、重量、対応規格、使用条件、耐久性、対応機種、発注単位など、読者が比較・検討するために必要な項目を掲載しましょう。

カタログでは製品選定に必要な情報を中心に掲載し、詳細な図面や技術資料は別資料やWebページへ誘導する方法もあります。

④自社と合うかどうかの判断材料となる「用途・対応業界・導入事例」

「どのような用途や業界で使われているのか」を紹介するのもおすすめです。

同じ部品でも、食品工場向け、医療機器向け、建築現場向けなど、使用環境によって選ばれる理由が異なります。

用途や導入シーンが明確に書かれていると、読者は自社の課題に合う製品かどうかを判断しやすくなります。

⑤読む人の次のアクションを助ける「問い合わせ・見積依頼の導線」

会社名、電話番号、メールアドレス、Webサイト、問い合わせフォームのQRコードなどは、裏表紙や巻末にまとめておくと便利です。

また、型番、数量、使用条件など、問い合わせ時に伝えてほしい情報を記載しておくと、見積依頼後のやりとりもスムーズになります。

【業種別】成果につながる製品カタログの見せ方と作り方  

製品カタログに求められる情報は、業種によって異なります。その一例としてここでは4業種を取り上げ、優先すべき要素の違いを整理します。

■工業部品・機械部品:正確な仕様表と比較表で選定をスムーズに 

金属部品、切削加工品、シール部品、締結部品などは、外観だけでは違いが伝わりにくい製品です。寸法、材質、耐久性、規格、使用環境といった仕様の正確さが最優先です。

型番ごとの差を一覧できる比較表を用意すると、技術担当者の検討が進みやすくなります。営業担当者にとっても、顧客から「この条件に合う製品は?」と聞かれた際に、紙面を指しながら案内できる実用的なツールになります。

■建材・設備・施工関連:使用シーンや導入後のイメージを視覚化する 

内装パネル、法面保護資材、防災設備などは、カタログが「導入判断の入口」になるだけではなく、施工を検討する際の資料にもなります。

施工事例写真や設置後の状態がわかるビジュアルに加え、納まり寸法・施工条件・対応環境・メンテナンス方法を仕様情報として併記しましょう。写真と仕様を同じページにまとめると、カタログの使いやすさがアップします。

■業務用食品・卸売商材:荷姿や発注単位を明記し利便性を高める

業務用食品や卸売商材で重視すべきは、容量、荷姿、保存方法、賞味期限、発注単位、配送条件などです。

飲食店や小売店の担当者はカタログを見ながら発注するため、必要な情報を探すのに手間取らないようにしておくのが基本です。

たとえば、容量違いやセット違いの商品が多い場合は、一覧表にまとめると比較しやすくなります。季節商品や限定商品は通常商品と区別し、発注ミスを防ぎやすくしておきましょう。

■専門用品・プロ向け商材:標準と上位モデルの違いをクリアにする

専門工具のようなプロ向け商材では、読者はすでに製品カテゴリの知識を持っています。一般的な機能説明よりも、上位モデルと標準モデルの性能の違いや、どんな用途・使い方に向いているか(長時間使用向け・メンテナンス性重視など) が記載されていると判断しやすいです。

製品ごとの細かな違いをまとめた比較表と、製品が「どういう条件の人に向いているか」がわかる情報とを、セットで掲載しましょう。

日広のカタログ制作事例は、カタログ・パンフレット制作事例から確認いただけます。トテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

製品カタログの「仕様表・比較表」に関する4つのよくある疑問

仕様表や比較表の作り方も担当者が悩みやすいテーマです。ここでは、よくある疑問に答える形で、4つのコツを紹介します。

Q. 仕様表にはどこまで詳しく情報を載せるべき?

比較・検討に必要な項目を優先します。サイズ、材質、重量、対応規格、使用条件、型番が基本です。情報を詰め込みすぎると見づらくなるため、詳細な技術資料や図面は別資料・Webへの誘導で補いましょう。 

Q. 型番やシリーズが多い場合の整理方法は?

まずカテゴリ・用途・サイズ・性能で分類し、そのうえで型番ごとの違いを比較表にまとめましょう。寸法、材質、対応規格、使用環境を横並びにすると、読者も営業担当者も条件に合う製品を探しやすくなります。 

Q. 仕様表を見やすくするには、どんな点に注意すればいい?

単位・表記・並び順の統一が基本です。「mm」と「ミリ」の混在などの表記ゆれは読み手の負担になります。重要項目を左・上に配置し、同カテゴリをまとめて並べましょう。

罫線・余白・文字サイズは、画面だけでなく印刷時の読みやすさも確認してください。 

Q. 写真・図面・仕様表はどのように配置するとわかりやすい?

特にBtoB向けの製品カタログでは、外観写真だけでは判断できないことも多いため、写真、使用イメージ、図面、仕様表をセットで見せるとわかりやすくなります。

トラブルを防ぐ、製品カタログ制作の事前チェックリスト4項目

最後に、製品ログを実際に作る前にクリアにしておきたい項目をまとめました。 

チェック1:目的・ターゲット・使用シーンを決める

目的とターゲットが曖昧なまま進めると、デザイン確認の段階で構成の作り直しが発生しやすくなります。以下の要素を先に、会議などで明確にしておきましょう。

☑ 配布・使用シーン(営業訪問/展示会/既存顧客向けなど)

☑ 想定読者(職種・役職・知識レベル)

☑ カタログに期待する役割(興味喚起/比較検討/発注補助など)

チェック2: 製品情報・写真・図面・仕様データを準備する

以下のような情報の洗い出しが不十分なまま進めると、制作途中で不足情報が発覚して手間取るリスクが増え、納期に影響します。

☑ 製品名・型番・品番

☑ 製品写真・図面・仕様データ

☑ 用途・使用条件・問い合わせ先

チェック3: 印刷・PDF・Web掲載などの用途を決める

下記の事項を未定のまま進めたり、後から変更したりすると、途中でデータの作り直しが必要になるケースがあります。

 ☑ 配布形式(印刷/PDF/Web掲載)

 ☑ 印刷の場合:用紙・サイズ・部数・加工・納期

 ☑ デジタルの場合:ファイルサイズ・スマートフォン対応・更新頻度

チェック4: 制作会社への相談前に会議などで社内合意する

印刷会社や制作会社に問い合わせる前に、このようなポイントを明確にし社内合意を取っておくと、その後の進行がとてもスムーズになります。

  ☑ 希望納期・予算の目安

  ☑ 使用できる写真・図面の有無

  ☑ 参考にしたいカタログやデザインの方向性

なお、印刷工程でかかる費用の考え方については、「【2026年最新】カタログ印刷の費用相場|部数・用紙・製本でどう変わる?」で詳しく解説しています。 

特にBtoB向けの製品カタログでは、外観写真だけでは判断できないことも多いため、写真、使用イメージ、図面、仕様表をセットで見せるとわかりやすくなります。

優れた製品カタログは、顧客の「比較しやすさ」と営業活動での「使いやすさ」が両立する

製品カタログは、製品の魅力を伝えるだけでなく、型番・仕様・用途・比較情報を整理し、問い合わせや見積依頼につなげるための資料です。特にBtoB企業や製造業・メーカーでは、営業担当者、技術担当者、購買担当者のそれぞれが使いやすい構成であることが成果につながります。 

弊社ではカタログ・パンフレットの制作を行っております。サイトで注文するだけでなく、お電話やメールでのご相談も承っておりますので、短納期や作り替えなどもお気軽にご相談ください。

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