【2026年最新】カタログ印刷の費用相場|部数・用紙・製本でどう変わる?

https://www.nikko-print.jp/blog/2026/01/16/catalog-printing-cost/↗

「見積もりを取ってみたら想定より高くて驚いた、どこを調整すればいいかわからない」
「『フルカラー500部を10万以内でできないか』と社内で聞かれ、即答できず困っている」

これらはカタログ制作担当者のよくある悩みです。適正な制作予算を組むには、印刷工程において部数・用紙・製本のそれぞれの要素がどう価格に影響するのか知っておかなければなりません。

この記事では、カタログ印刷の費用相場と、失敗しないための「見積もりチェックポイント」を解説します。

【条件別】カタログ印刷の費用相場と見積書の見方

まずはざっくりとした相場と、費用を左右する要素など「基本のき」を確認しておきましょう。

相場:A4サイズ・中綴じ製本(印刷費のみ)の目安価格帯

一般的な目安として、以下のような相場になります。

  • 32ページ・100部:約5万円〜8万円
  • 16ページ・100部:約3万円〜5万円
  • 16ページ・1,000部:約8万円〜15万円

見落としがちなコスト:「デザイン費・撮影費・校正費」

ただし、この金額はあくまで印刷費のみ。デザイン費や撮影費、校正には別途コストが発生します。

カタログ制作のコスト全体については、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

見積もり依頼では「印刷条件を具体的に伝える」ことが重要です。「A4判16ページで100部、中綴じ、フルカラー」のように明確に指定しましょう。複数社の比較もしやすくなります。

「部数」と「単価」の損益分岐点 | 少部数 vs 多部数のコスト構造

さっそく、部数について説明しましょう。印刷部数と1部あたりの単価とは「反比例」の関係にあります。

100〜300部の少部数発注:固定費を抑える考え方

少部数で印刷する場合、費用全体に対し「版代」や「製版費」などの初期費用(固定費)の割合が大きくなります。

つまり「100部で5万円、そのうち固定費が3万円」の場合、実質的な印刷単価は1冊200円です。部数を200部に増やせば1冊あたり単価は350円程度に下がります。

営業先や展示会など、配布先が明らかかつ限定的であれば問題ありません。ただし増刷を繰り返すと割高になるケースも多いため、可能な限り用途を洗い出して部数を決めましょう。

1,000部以上の多部数発注:スケールメリットを最大化する

1,000部を超えると、印刷機の稼働効率が上がり、1冊あたりの単価は大幅に下がります。例えば「1,000部で12万円なら1冊120円、2,000部で18万円なら1冊90円」です。

用途が多く継続的に使う予定がある企業なら、まとめて発注したほうがコストパフォーマンスは高くなります。

ただし多部数を一度に刷ると、古い情報が多く「現場で使えないカタログ」になるリスクもあります。多部数になるほど、事前の配布計画が重要です。

用紙選びがコストに与える影響|高級感と安さのバランス術

部数が決まったら次は用紙選びです。紙の厚さや種類は、印象とコストを大きく左右します。

カタログで定番の3大用紙(コート・マットコート・上質紙)の特徴

カタログ印刷では、主に以下の3種類の用紙が使われます。

  • コート紙:表面に光沢があり、写真の発色がよく、価格も比較的手頃。写真が多いカタログに適している。
  • マットコート紙:光沢を抑えた仕上がりで、印象が落ち着く。テキストと写真のバランスが良いカタログ向け。
  • 上質紙:ざらっとした質感で高級感があるが、やや高価なのが特徴。テキスト中心で、読みやすさを重視する場合にぴったり。

選ぶ際には、掲載する写真の量や全体のトーンを基準にしましょう。

 紙の「厚み(kg)」を変えたときの費用増加は1.2〜1.5倍 

用紙の厚みは「kg」で表され、数字が大きいほど厚く、価格も高くなります。

一般的には、表紙に135kg、本文に90kgや110kgが使われます。本文を厚い用紙にすると高級感は出ますが、費用は1.2〜1.5倍程度上がることが多いです。また、ページ数が多いうえに本文用紙を厚くしすぎると、製本しにくくなる場合もあります。

用途に応じて「表紙だけ厚くする」などメリハリをつけると、コストと品質のバランスが向上します。

ターゲットに合わせた「賢い仕様選定」のポイント

用紙選びで重要なのは、「誰に・どんな印象を与えたいか」です。

高級ブランドのカタログなら「厚手のマットコート紙」が適しますが、日常的に配布する営業資料なら標準的なコート紙で十分といえるでしょう。

用紙だけでなく、レイアウトや色使いとの相性も考慮してください。例えば「表紙だけを厚手のマットコート紙に、本文はコート紙にする」といったメリハリをつけると、コストパフォーマンスに優れたカタログが完成します。

デザイン全体のバランスについては、こちらの記事でも触れています。トテキスト

製本方法による価格差|中綴じ vs 無線綴じ、どっちが正解?

続いてカタログ印刷で一般的な、2つの製本方法による費用感の違いについて説明しましょう。

中綴じ:低コストで16〜32ページまでの薄型カタログに最適

中綴じとは、「用紙を二つ折りにして中央をホチキス止めする」製本方法です。

シンプルで低コストなため、16〜32ページ程度の薄いカタログに適しています。費用は無線綴じより2〜3割安く、納期も短めです。展示会で即日配布するなら中綴じで十分です。

ただし、ページ数が多いと中央部分が浮いて見開きにくくなります。また、背表紙がないため本棚に並べたときに目立ちません。イベント配布や短期利用には向いていますが、長期保存用には不向きです。

無線綴じ:32ページ以上のカタログは安定感・高級感を重視

無線綴じは、ページを接着剤で固定し、背表紙をつける製本方法です。

ページ数が多くても安定し、本棚に並べたときに見栄えがします。32ページ以上のカタログでは一般的に無線綴じが選ばれます。営業先に長期保管してもらいたいなら、無線綴じにしましょう。

費用は中綴じより高くなりますが、厚みが出るため高級感が増します。ただし、ページを完全に開けないため、見開きデザインには工夫が必要です。ノド(中央の綴じ部分)に余白を多めに取るなど、レイアウト段階で配慮してください。

製本方法によって納期も変わるため、短納期が必要な場合はこちらの記事も参考にしてください。

さらにコストを抑えるなら「製本なし」のパンフレット・リーフレットも

さらに内容によっては「1枚の紙を折って仕上げるパンフレットやリーフレット(二つ折り・三つ折りなど)にする」という選択肢もあります。

製本工程がないため、冊子形式のカタログに比べて印刷費用を大幅に抑えられ、納期も短縮できるのがメリットです 。

新製品のみを紹介する場合や、手軽に受け取ってもらえる資料を作成したい業種や状況に向いています 。

発注前の最終確認!費用対効果を最大化する6つのチェックポイント

最後に、カタログ印刷を発注する前に社内で必ずチェックしておきたい項目を6つまとめました。判断の参考にしてください。

▶5-1. 目的に対して部数は適切か

配布先リストを作成し、実際に必要な部数を明確にしましょう。「念のため多めに」と考えると無駄が生じます。

洗い出した配布予定数に「予備として10%程度を加えた数」にしておくと安全です。

▶5-2. 用紙や厚みを過剰に選んでいないか

高級感を出そうと厚い用紙を選びがちですが、用途に見合っているか再確認してください。営業ツール専用なら、標準仕様でも十分です。

▶5-3. 製本方法はページ数に合っているか

「ページ数と製本方法の組み合わせ」に無理がないかを確認しましょう。やみくもに無線綴じを選ぶと、費用がふくらむことがあります。

▶5-4. デザイン費や修正回数を想定できているか

印刷費だけでなく、デザイン費や校正費も予算に含めてください。修正回数が多いと追加費用が発生します。

「担当者レベルでは当然のこと」と思っていても、プロセスの区別がついていない人も存在します。発注前に社内でしっかり合意を取るのがおすすめです。

▶5-5. 見積に必要な条件を整理できているか

サイズ・ページ数・部数・用紙・製本方法・納期を明確にして見積もりを依頼しましょう。条件が曖昧だと比較できません。

▶5-6. 安さだけで判断しようとしていないか

極端に安い見積もりには理由があります。用紙の質や色の再現性を確認し、実物サンプルを見てから決めてください。

作成費用を賢く抑える5つのコツについては、こちらの記事も参考になります。

まとめ:仕様を整理して、納得感のあるカタログ制作予算を組もう

カタログ印刷の費用は、部数・用紙・製本方法の組み合わせで決まります。相場を知るだけでなく、自社の目的や、今後起こりそうな変化も加味して仕様を検討してください。

本記事のチェックリストを活用して条件を整理すれば、無駄なコストを省きながら効果的なカタログを作成できます。複数社の見積りを比較し、サンプルで品質も確認しましょう。

限られた予算内で満足度の高いカタログを仕上げれば、社内で評価が上がるのはもちろん、営業現場で自信を持って渡せる最強の武器になります

最後まで読んでいただきありがとうございました。
弊社ではカタログ・パンフレットの制作を行っております。
詳しくは下記リンクより確認でき、資料ダウンロードもできますので、のぞいてみてください!

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