
「新商品のカタログを作りたいけど、なるべく予算をかけたくない…」
「費用を抑えたいけど、安っぽく見えるのは絶対に避けたい」
カタログ作成には、デザイン費や印刷費など様々なコストがかかるため、費用が高額になりがちです。
しかし、ポイントさえ押さえれば、品質を維持しながらコストを賢く削減することは十分に可能です。
この記事では、カタログ作成の費用を少しでも安くしたいとお考えのご担当者様に向けて、プロの視点から費用を賢く抑えるための具体的な5つのコツを徹底解説します。
まず知っておきたい!カタログ作成費用の内訳

コスト削減のコツを知る前に、まず「何に費用がかかっているのか」を知ることが重要です。
カタログ作成の費用は、主に以下の5つの項目で構成されています。
1. 企画・ディレクション費
カタログの目的や構成を考える費用。全体の進行管理も含まれます。
2. デザイン費
表紙や中ページのレイアウトを作成する費用
3. 撮影費
商品やモデルの写真を撮影する費用。カメラマンやスタジオ代が含まれます。
4. コピーライティング費
キャッチコピーや商品説明文などを作成する費用。
5. 印刷費
実際にカタログを印刷・製本する費用。部数や用紙、加工方法で変動します。
当然ながら、これら全てを制作会社に「丸投げ」すると、費用は最も高くなります。
逆に言えば、これらの工程の一部を自社で行うことで、費用を大きく削減できます。
安さだけで選ぶのはNG!格安依頼でよくある失敗

費用を抑えたい一心で、見積もりの安さだけで依頼先を決めてしまうのは危険です。
- 「デザインが素人っぽく、ブランドイメージを損ねてしまった…」
- 「基本料金は安かったのに、修正や写真素材で追加料金がかさみ、結局高くなった…」
- 「見た目がおしゃれなだけで、商品の魅力が全く伝わらず、売上につながらなかった…」
「安さ」には必ず理由があります。
このような失敗を避けるためにも、これからご紹介するコツを実践し、良いものを賢くコストダウンを図っていきましょう!
【実践編】カタログ作成費用を賢く抑える5つのコツ
品質を落とさずに費用を抑えるための、具体的で効果的な5つの方法をご紹介します。
コツ①:【効果大】原稿と写真は自社で用意する
制作費の中で大きな割合を占めるのが「コピーライティング費」と「撮影費」です。
この2つを自社で対応するだけで、数十万円単位のコスト削減も夢ではありません。
写真素材: プロのカメラマンに依頼せず、自社で撮影に挑戦をするのも1つです。最近のスマートフォンは高性能なので、明るい場所で背景を整えて撮影するだけでも、十分綺麗な写真が撮れます。難しい場合は、安価なストックフォトサービスでイメージ写真を購入するのも有効です。
原稿(テキスト): 商品説明やキャッチコピー案など、カタログに掲載する文章は全てWordなどで作成して用意しましょう。プロのライターに依頼するのは、どうしても必要なメインのキャッチコピーだけにするのも一つの手です。
コツ②:依頼する作業範囲を明確に絞る
「企画から印刷まで全部おまかせ」ではなく、「デザインと印刷だけをお願いします」というように、プロに任せる作業範囲を限定しましょう。
例えば、カタログの構成案(どのページに何を載せるかという簡単な設計図)を自社で作成しておけば、企画・ディレクション費を削減できます。
コツ③:印刷の仕様(用紙・加工)をシンプルにする
印刷費は、仕様によって大きく変動します。華美な装飾を避け、シンプルな仕様にすることでコストを抑えられます。
- ページ数: 情報を整理し、必要最低限のページ数に絞り込むことも重要です。
- 用紙: 「コート紙」や「マットコート紙」といった標準的な用紙を選びましょう。特殊な用紙は高価になります。
- 加工: 表面を保護する「PP加工」や「箔押し」などの特殊加工は、本当に必要な場合を除いて避けましょう。
コツ④:デザインはテンプレートを活用する
完全オリジナルのデザインをゼロから依頼するとデザイン費は高くなります。
制作会社によっては、既存のデザインテンプレートを活用した格安プランを用意している場合があります。
デザインに強いこだわりがなければ、テンプレートをベースに写真やロゴを差し替えるだけでも、十分に見栄えの良いカタログを作成でき、デザイン費を大幅に削減できます。
コツ⑤:必ず複数社から「相見積もり」を取る
これは基本中の基本です。必ず3社程度から同じ条件で見積もりを取り、比較検討してください。
その際、単純な総額だけでなく、
「修正は何回まで無料か?」
「写真素材費は含まれているか?」
「送料は別途必要か?」
といった費用の内訳まで細かくチェックすることが、後々の追加料金トラブルを防ぐ上で非常に重要です。
まとめ:賢い「切り分け」で、費用対効果の高いカタログ作成を

カタログ作成の費用を安く抑える秘訣は、安易な値引き交渉ではなく、「自社でできること」と「プロに任せるべきこと」を賢く切り分けることに尽きます。
今回ご紹介した5つのコツを実践すれば、限られた予算の中でも、しっかりと魅力を伝えられる費用対効果の高いカタログを作ることが可能です。
まずはどこから着手できそうか、社内で検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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