カタログ制作で成果を出す!プロが教える依頼先の選び方と費用相場

「商品の魅力を伝えたい」「売上を伸ばしたい」と考えたとき、カタログは頼れるツールです。

しかし、制作を始めようとすると「どこに頼む?」「費用は?」など疑問が尽きません。

この記事では、カタログ制作の基本から依頼先選び、費用の目安までをプロの視点でやさしく解説します。
検討中の方は、ぜひご一読ください!

そもそも、なぜ今カタログを作るのか?目的を明確にする重要性

カタログ制作で最初にすべきことは、「何のために作るのか」をはっきりさせることです。目的が曖昧だと、誰にも響かない自己満足のカタログになってしまいます。

目的の例としては、商品の魅力を伝えて売上アップを狙う、ブランドの世界観を打ち出す、複雑な情報を整理して伝える、営業で使いやすくする…などさまざまです。

「新商品の売上を前年比120%に」など、具体的なゴールがあれば、内容やデザインの方針も自然と定まります。
まずは社内で目的を共有し、ぶれない軸を持つことが大切です。

カタログ制作の基本的な流れ【5つのステップ】

カタログ制作は、一般的に以下の5つのステップで進められます。
全体の流れを把握しておくことで、制作会社とのやり取りもスムーズになります。

手順①:企画・コンセプト設計

カタログ制作の第一歩は、しっかりとした企画づくりから始まります。
何を目的に、誰に届けるのかを明確にし、全体の方向性を決めていきます。
ターゲット像、伝えたいメッセージ、構成案(台割)、予算など、すべての基盤となる情報をこの段階で固めましょう。
ここが曖昧だと、後の工程でブレが生じやすくなります。
制作会社と一緒に目的をすり合わせ、同じゴールを見据えて進めることが成功の鍵です。

手順②:素材準備・原稿作成

次に取りかかるのが、カタログに必要な素材と原稿の準備です。
掲載する写真、図表、イラスト、そして文章(コピー)を揃えていきます。
自社で用意できるものもありますが、撮影やコピーライティングはプロに依頼することも多いです。

特に商品写真は、購買意欲に直結するため、クオリティにこだわりましょう。
情報が整理された原稿があれば、デザイン段階もスムーズに進みます。

手順③:デザイン制作

企画と素材がそろったら、いよいよデザインのフェーズに入ります。
表紙から中面まで、決定したコンセプトに基づいて、プロのデザイナーがレイアウトやビジュアルを組み立てます。
まずは「初稿」と呼ばれるデザイン案を確認し、必要に応じて修正を加えながら仕上げていきます。
複数回のやり取りを経て完成度を高める工程なので、スケジュールに余裕を持つことが大切です。

手順④:校正・印刷・製本

デザインが完成したら、最後の仕上げに入ります。
文字の誤字脱字や色味の確認をする「校正」は、細部にまで気を配る大切な作業です。
印刷後に修正が効かないため、この段階でしっかり確認しましょう。
問題がなければ、印刷会社に入稿して本番印刷を行い、製本されて納品されます。
紙の種類や仕上がりの加工によって印象が大きく変わるため、印刷仕様の選定も重要です。

手順⑤:配布・効果測定

完成したカタログは、作って終わりではありません。
最も効果的な配布方法を考え、ターゲットにしっかり届けることが必要です。
展示会や営業資料、Webからの資料請求など、活用の場面を想定して配布します。
また、可能であれば配布後の反応を数値で確認し、次回の制作に活かすとより良い結果につながります。
カタログの効果を「見える化」することで、費用対効果も明確になります。

制作期間は、ページ数や内容にもよりますが、企画から納品まで2ヶ月〜4ヶ月程度を見ておくと良いです。

気になる費用相場は?料金を決める5つの要素

カタログ制作の費用は、仕様によって大きく変動します。料金を決める主な要素は以下の通りです。

費用項目内容費用の目安
企画・ディレクション費カタログ全体の構成やコンセプトを考える費用。進行管理費も含まれる。5万円~30万円
デザイン費表紙や中ページのレイアウトデザインにかかる費用。ページ単価で計算されることが多い。1ページあたり1.5万円~5万円
撮影費商品やモデルの撮影にかかる費用。カメラマンやスタジオのランクで変動。5万円~50万円以上
コピーライティング費キャッチコピーや商品説明文などの原稿作成にかかる費用。5万円~20万円
印刷費用紙の種類、部数、ページ数、加工(PP加工など)によって変動。1,000部で10万円~50万円

料金シミュレーションした場合は、このような感じです。

A4サイズ・16ページ・1,000部のカタログを制作会社に依頼した場合

  • 企画・デザインのみ依頼:30万円~80万円程度
  • 撮影・コピーライティングも含むフル依頼:50万円~150万円以上

あくまで目安ですので、正確な費用は複数社から見積もりを取り、比較して検討してください。

【最重要】成果を出す依頼先選びの3つのチェックポイント

カタログ制作の成功は、「どの制作会社をパートナーに選ぶか」で決まると言っても過言ではありません。
以下の3つのポイントを必ずチェックしてください。

ポイント①:実績は豊富か?

カタログ制作会社を選ぶ際は、まず「どんな実績があるか」を確認してください。
特に、自社と同じ業界や似た製品ジャンルの制作事例があるかは重要な判断材料です。
過去に類似案件の経験があれば、業界特有の表現やターゲットへの訴求方法にも精通していると考えられます。
実績が豊富な会社は、それだけ多くの課題を乗り越えてきた証。
経験値に裏打ちされた提案が受けられる可能性が高く、安心して任せられます。

ポイント②:企画・提案力はあるか?

ただ「言われた通りに作る」のではなく、「どうすればより効果が出るか」を一緒に考えてくれる会社を選ぶことです。
初回の打ち合わせで、目的に応じたアイデアや改善提案が出てくるかどうかがポイントです。
たとえば、「ターゲットの関心を引くためにこういう構成にしては?」といった視点を持つ会社は、信頼できるパートナーになります。
提案力のある会社は、成果物の質だけでなく、その過程にも価値をもたらしてくれます。

ポイント③:コミュニケーションはスムーズか?

カタログ制作は短期間で終わる作業ではなく、密なやり取りが必要です。
担当者の対応が早く、こちらの意図を的確にくみ取ってくれるかは大きなポイントです。
説明が丁寧で話しやすい相手であれば、ストレスも少なく、結果として良いものが仕上がりやすくなります。
逆に、レスポンスが遅い、曖昧な返答が多いと、後々のトラブルにもつながりかねません。
最初の打ち合わせ段階で「話しやすさ」を感じるかも確認しておくことが重要です。

まとめ:成果の出るカタログ制作は「目的」と「パートナー選び」から

この記事では、成果を出すカタログ制作の進め方や費用の目安、そして依頼先選びのポイントを解説しました。

  • 何のために作るのか(目的)を明確にする
  • 制作の全体像と費用感を把握する
  • 複数の会社を比較し、最適なパートナーを見つける

この3点を押さえることが、カタログ制作成功への第一歩です。質の高いカタログは、企業の成長を力強く後押ししてくれるはずです。

まずは気になる制作会社に問い合わせて、自社の想いや課題を相談してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
弊社ではカタログ・パンフレットの制作を行っております。
詳しくは下記リンクより確認でき、資料ダウンロードもできますので、のぞいてみてください!

上部へスクロール